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周産期医療 〜総合周産期母子医療センター(新生児部門)〜

 総合周産期母子医療センターは、母体・胎児集中治療管理室(M−FICU)を含む産科病棟及び新生児集中治療管理室(NICU)を備えた医療機関です。常時、母体・新生児搬送受入体制を有し、母体の救命救急への対応、ハイリスク妊娠に対する医療、高度な新生児医療を提供しています。

 当院は、隣接する多摩総合医療センターの産科部門と一体で総合周産期母子医療センターに指定されています。また、緊急に母体救命処置が必要な妊産婦を必ず受け入れる母体救命対応総合周産期母子医療センター(スーパー総合周産期センター)にも一体で指定されています。多摩地域に二箇所ある総合周産期母子医療センターのうちの一つとして、新生児救急のセンター的機能を担っています。

新生児集中治療管理室
NICU(新生児集中治療管理室)24床
中等症・回復期治療室
GCU(中等症・回復期治療室)48床

センター長からのごあいさつ

センター長  当院の周産期医療は、多摩総合医療センターと小児総合医療センターが一体となり運用しております。 これまでの小児病院併設型及び総合病院併設型の利点を生かした、母体のいかなる合併症にも対応できかつ新生児のいかなる合併症にも対応できる理想的な周産期センターとして設立され、多摩総合医療センターの救命救急センターと共同で母体救命にも対応可能なスーパー周産期センターとして運営しております。周産期予後改善のためには、母体のよりよい管理と、出生後の治療を視野にいれた周産期管理が必要と考えております。現在超音波検査及びMRI検査により出生前から胎児の情報はかなり正確に判断することができるようになってきており、生後の治療を担当する小児医療センターのスタッフと出生前の母児を担当する多摩総合医療センターのスタッフとの間で、出生前診断カンファレンスを綿密に行い、必要な母体・胎児管理を行うとともに、生後の治療が適切におこなえる分娩方法・時期を検討するとともにまたご家族に対しても必要に応じて両院の心理士及び社会福祉士によるサポートも行っております。 また遺伝疾患に関しては当院臨床遺伝科のスタッフによる正しい情報提供とカウンセリング及び診断を提供しております。母児のみならず、家族にとってよりよい医療が提供できるように両院のスタッフが一丸となって対応しております。母体搬送が不能な場合や出生後に治療が必要と判断された新生児に対しては、24時間、365日体制でドクターカーによる分娩立ち合い・新生児搬送もおこなっております。些細な事でも「何かいつもと違うかも?」と思ったり、不安な時にはいつでもご相談ください。 フットワークの軽い、地域と一体化した『地域に出ていく周産期センター』をめざしてまいります。

胎児超音波外来について

 東京都立多摩・小児総合医療センターの周産期母子医療センターでは胎児超音波外来を開設しています。胎児超音波外来は、妊婦健診の超音波で胎児に通常と違った所見があり、より詳しい検査を希望される妊婦さんを対象にしています。かかりつけ産婦人科の先生より医療連携を通じてご紹介いただけます。

外来時間 金曜日 午後
対象 14週以降で胎児異常が疑われ、精査を希望される妊婦さん
ご予約方法 診療申込書のFAX 東京都立多摩総合医療センター医療連携宛 
産婦人科「胎児超音波外来希望」とご記入ください。
費用 自費(11000円前後となります)

 当センターの胎児超音波外来では、30分から1時間ほどかけて胎児形態異常診療の経験が豊富な産婦人科医が複数名で超音波検査を行います。必要に応じて、小児循環器科、小児外科、小児脳外科、小児泌尿器科、小児放射線科、小児臨床遺伝科、新生児科などの専門科にも超音波所見の評価を依頼します。事前に分娩時のリスク評価や出生後必要になる対応を検討します。胎児の症状に応じて、当総合周産期センターでの分娩か、現在かかりつけの施設での分娩かご提案させていただきます。複数回、診察にいらしていただく場合もあります。
 超音波検査結果は、基本的に検査当日ご説明させていただきます。専門科の評価に時間が必要な際は、後日ご説明する場合もあります。妊婦さん、ご家族ができるだけ安心して赤ちゃんを迎えられるよう、ご家族に寄り添った対応を多科・多職種で連携し行っていきます。

 胎児期に診断される各疾患の説明については、こちらをご覧ください。

当院における周産期医療について

 出生前の画像診断や遺伝子診断の発達など、胎児診療の進歩により、胎児疾患の程度と重症度をより早く、より正確に知ることができるようになりました。そして、新生児医療の進歩は、複雑な胎児疾患のある乳児でも、生存の可能性を大幅に高めます。胎児疾患の多くは、出生の瞬間から高度な集中治療を必要とし、ときに長期的な入院や、複雑な治療・サービスを必要とします。より複雑な胎児疾患では、胎児期から、新生児集中治療、そして小児期に至るまで、包括的な多くのケアを必要とします。
 新生児科医の重要な役割の1つは、この軌道をスムーズに橋渡し、退院までサポートすることです。新生児科医が、妊婦のカウンセリング、出生後の新生児の準備、出生から新生児退院までの計画調整、退院後のフォローアップなど、胎児診療チーム全体を把握し統合することが重要です。胎児診療チームは、医師だけでなく、看護師、薬剤師、栄養士、作業療法士など多職種から構成されているチームで、毎日ベッドサイドを巡回し、治療計画を確認しています。新生児科医が治療の展望を理解することで、当センターの臨床的および戦略的方向性をチーム内で共有し、より良い治療の提供に繋げています。
 私たちの新生児集中治療室は、あらゆる疾患に対して、高度に専門化された医療と看護を高いレベルで提供することができます。必要に応じて、各診療科の専門医と深い連携をとり、単独ときに複数の診療科と共に医療を行っています。

NICU入院児支援コーディネーター

 NICU入院児支援コーディネーターは、NICU・GCUに入院した赤ちゃんとご家族に対して退院に向けた支援をさせて頂く看護師です。入院による不安や赤ちゃんとの生活の準備などについて地域の社会資源の活用や専門職・多職種と連携し、安心してお家に帰れるようお手伝いをさせていただきます。また、退院後のお悩みも一緒に考えていきますのでいつでもお声かけください。何かありましたら、医師・看護師または、看護相談(うりぼうカウンター)までお立ち寄り下さい。

カンファレス中
カンファレス中
ふれあい室
ふれあい室

専門診療科による胎児疾患の説明

専門診療科による胎児疾患の説明について、下記よりご覧いただけます。

診療科のページ

新生児期のあらゆる疾患に対して多摩総合医療センター産科と連携をとりながら、小児総合病院の特色を生かした医療をご提供します。関連各科と連携をとり、育児や発達、療育環境への支援も行います。院外出生には新生児用救急車による新生児搬送を行い、多摩地域の基幹病院として新生児入院のトリアージを行います。
多摩地区の周産期医療を担い、ハイリスク妊婦・褥婦を、母体搬送やハイリスク妊婦の紹介初診外来受け入れています。精神疾患合併妊娠、神経内科疾患合併妊娠、結核合併妊娠等の症例についても関係各科と連携して行います。

東京都の周産期医療について

GCU沐浴室
GCU沐浴室
ドクターカー
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