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各診療科・部門紹介

脳神経外科

特色・専門領域

24時間365日対応可能な診療体制

現在、当科では脳神経外科専門医4人体制を基本とし、必要に応じて順天堂大学と自衛隊中央病院からの支援を確保した診療体制をとっております。これにより、地域の患者様、及び近隣の医療施設からの患者様のご依頼に可能な限り対応できるよう、診療体制を整えております。

症例に応じた治療の選択(血管内手術・開頭手術)

当院の脳神経外科は東京 ER体制下、1次から3次救急までの脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷などのあらゆる脳神経外科疾患に対して24時間365日対応しております。なかでも治療の良否が患者様の生死に大きくかかわるクモ膜下出血の治療では、患者様の症状に応じて血管内治療(コイリング)と開頭手術(クリッピング)、いずれの治療方法も常に対応できる体制を整えております。近年、クモ膜下出血の治療は血管内手術の進歩、普及とともに血管内治療を第一治療選択とする医療施設が増加してきており、当科でも平成15年より順天堂大学脳血管内治療チームの協力を得て、血管内手術をクモ膜下出血の第一治療選択として積極的に取り組んできております。症例によっては血管内手術が適さない場合もあり、そのような症例には開頭手術を行なっております。現在までのところ、いずれの治療方法でもほぼ同等の良好な治療成績を収めております。

血管内手術(コイリング)に用いるコイル
血管内手術によるコイリング

より高度で、より安全な医療を提供するための最新設備の配備

当院では最新の治療設備を配備することで、患者様に少ない負担で、より高度な、そしてより安全性の高い治療を目指しております。
平成29年4月より、さらなる血管内治療の充実を目指し、新たな血管撮影装置を導入致しました。(Artis Q ceiling; Siemens)新たに導入された装置は、フラットパネルテクノロジーの搭載により従来の装置に比べ、低い被爆線量で、かつ数段優れた高精細画質を得ることが可能となり、これによりさらに高度で、かつ安全性の高い血管内治療を実現します。

左:コイリング前 右:コイリング後
左:コイリング 右:フラットディテクタ搭載血管撮影装置

痙縮について

痙縮に対するボツリヌス療法を行っております。
脳卒中の後遺症である手足のまひは、後遺症の中で最も多く見られる症状ですが、この手足のまひと一緒にあらわれることが多いのが『手足のつっぱり』です。
この『手足のつっぱり』により、リハビリテーションが行いにくくなることもあります。
様々な治療法がありますが、当科では痙縮に対するボツリヌス療法を行っております。
ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンを収縮している筋肉に注射することで、筋肉の緊張を和らげる方法です。
ボツリヌス療法で筋肉の緊張を和らげて、リハビリテーションを一緒に行うことで、より日常生活動作が行いやすくなることが期待されます。
詳しくは脳神経外科外来にお問い合わせください。

関連リンク

診療実績

代表的な疾病(平成30年度)
病名件数
脳梗塞 107
頭蓋内損傷 88
脳内出血 77
くも膜下出血 19
てんかん 18
手術実績(平成30年度)
病名件数
穿頭血腫洗浄術 35
開頭血腫除去術 24
脳動脈瘤根治術 23
血栓回収療法 13
水頭症手術 9

脳梗塞に対する治療~血栓溶解療法と血栓回収療法~

 脳梗塞は脳の血管が閉塞することで、その先の脳組織が壊死する病気であります。閉塞した血管を早期に再開通させることにより、脳組織の壊死を最小限に食い止めることが可能であります。
 そのための代表的な治療の中で、血栓溶解療法と血栓回収療法があります。その2つの治療について当院では、脳卒中専門医を中心とした積極的に脳梗塞の治療を行っております。

血栓溶解療法

 発症より4.5時間以内の脳の血管がつまった患者さんに対して血栓溶解薬(tPA;組織プラスミノーゲンアクチベーター)という血栓を溶かす薬を使って脳への血流を再開通させる治療です。血栓溶解薬の投与を行う場合には、厳格な投与基準があります。

 一方で、脳梗塞を発症した場合には、早期診断、早期治療が必要となります。そのため、当院では24時間365日画像診断や血液検査などが可能であり、救命救急センターを有しておりますので治療中、治療後の対応も可能であります。

治療前のMRA検査画像
治療前のMRA検査
血栓溶解療法後のMRA検査画像
血栓溶解療法後のMRA検査

※上記画像では、閉塞した血管が血栓溶解薬を投与することにより再開通しました。

  血栓溶解療法の効果があると閉塞した血管が再開通して症状の改善が期待できます。しかしながら、再開通しない場合、脳出血の合併、症状が改善しない場合もあり、点滴治療後は厳重な入院管理やリハビリテーションが必要となります。

血栓回収療法

 つまった太い脳血管にある血栓をカテーテルと呼ばれる管やステントと呼ばれる網のようなもので血管の中から血栓を回収する治療です。血栓を回収することで再び脳への血流が戻り、神経症状が改善する可能性があります。

 患者さんの状況により発症から8時間までこの治療を受けられる可能性があります。 当院では、血栓溶解療法が適応にならない方、血栓溶解療法をでもつまった血管が再開通されない方などに対して積極的に脳神経血管内治療専門医が血栓回収療法を行っております。

血栓回収療法前の画像
血栓回収療法前
血栓回収療法後の画像
血栓回収療法後
カテーテル留置画像
カテーテル留置
回収された血栓の画像
回収された血栓

※カテーテルという管で血栓を回収しました。

 閉塞した血栓をカテーテルで回収することで、詰まった血管が再開通することで症状が改善する可能性があります。

当院での脳波検査について

 当院では外来での脳波検査の他に、入院での長時間ビデオ脳波モニタリング検査(以下、ビデオ脳波検査)を行っております。ビデオ脳波検査は、ビデオ撮影と脳波測定を長時間にわたり連続記録することで、てんかん発作時の症状や異常な脳波所見を発見しやすくすることを目的としています。

 ビデオ脳波検査の対象となるのは、てんかんと診断された方およびてんかんが疑われる方です。ビデオ脳波検査によって、てんかん発作の病態をより詳しく調べることが出来るほか、てんかん性疾患と他の疾患を鑑別する役割があります。
 ビデオ脳波検査を受けられる方は、一般病棟に入院していただきます。入院期間は二泊三日程度ですが、患者さまの希望や症状により変更する場合があります。また、服用中の薬が脳波検査に影響を及ぼすことがございますので、入院前に休薬をしていただく場合がございます。
 詳細は外来までお問い合わせ下さい。てんかん専門医師が対応させて頂きます。

ビデオ脳波計の写真
ビデオ脳波計

外来診療担当医

脳神経外科の外来担当表はこちらをご覧ください。

最終更新日:2020年5月9日