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都立病院だより 第53号

平成29年12月発行

【メキシコ地震】国際緊急援助隊救助チームの派遣要請を受け、 広尾病院医師を派遣しました

メキシコ時間2017年9月19日13時14分、メキシコ中部で地震被害が発生し、国際緊急援助隊救助チームの派遣要請を受け、広尾病院救急診療科の城川医長が医療班の一員として現地で活動した様子を報告してもらいました。
メキシコ中部でマグニチュード7.1の地震が発生し、メキシコ政府からの派遣要請で国際緊急援助隊救助チームの医療班として、派遣隊員の保健及び救出された要救助者の医療処置などを行いました。
首都メキシコシティーでの活動となり、市内では一部の建物が倒壊し、生き埋め多数といった状況でした。声がする、音がするといった生体反応が見られる現場が多数あり、メキシコの救助隊の対応能力を超える救助要請があり、我々日本の救助隊が、その一部の活動現場を担当しました。
救助活動は現地メキシコ人と合同での救助活動となりました。建物の倒壊危険が大きい中、慎重に安全評価をしながら救助隊員は倒壊した建物に侵入していくため、命の危険を感じながらの救助活動は大変な心理的負担であったと思います。
残念ながら生存者の救出は、叶いませんでしたが、住人のペットの犬1匹を救出し飼い主に返すことができました。その現場は犬と判明するまでは、人が生き埋めになっていると考えられ必死に活動していた現場でした。
メキシコ人々からは感謝の言葉を多数頂戴し、帰国の途につきました。
このたびは360名余りの尊い命が失われ、多くの方々の家や職場が失われたことに対し、深く哀悼の意を表します。

救助活動の様子の写真

救助活動の様子

ピンクリボンin 多摩総合医療センターを開催しました

10月22日(日)に「ピンクリボンin 多摩総合医療センター」を開催いたしました。当日は超大型台風21号の影響で大雨の1日となりましたが、120人を超える方にご参加いただきました。多摩総合医療センター、小児総合医療センターに入院されている患者さんのご家族や面会の方にも多くご参加いただきました。
日本では年間に9万人の女性が新たに乳がんと診断され、この30年間で4倍以上に増加、さらに増え続けています。30歳から64歳までの女性の死亡原因のトップでもあります。
今年6月、30歳代の女性キャスターの方が乳がんで亡くなったニュースは、乳がん検診や早期発見・早期治療の重要性を痛感するものでした。参加してくださった方から「小さな子供がいて、気にはなっているのですが、なかなか検診を受ける機会がありません。わかりやすく話を聞くことができてとてもよかった」「娘が乳がん検診を受け、検査を勧められた。心配だが、今回話を聞いたことで前向きに再度検査を受けるよう勧めていきたい」などのご意見をいただき、乳がんについての正しい理解や乳がん検診の啓発活動につなげることができたと思います
今回の「ピンクリボンin 多摩総合医療センター」には準備段階から東京都がん検診センターの方々に多くのご協力をいただきました。それぞれの組織の役割を共有しながら、協力することができたことも、このイベントの大きな成果だと思います。写真にある逆三角形のフラッグガーランドはイベントに参加できなかった当院職員一人ひとりが手作りしたものです。ピンクリボンへの思いや願いをつなぐ形にしました。 今後も地域の方々への啓発活動を続けていきたいと思います。

ピンクリボンin 多摩総合医療センター集合写真

「子どものがんを考える」~より良い長期フォローアップを目指して~

小児総合医療センターは平成25年2月に、小児がん患者とその家族が安心して適切な医療や支援を受けることができる環境の整備を目的に、厚生労働省が指定する施設「小児がん拠点病院」に指定され、都内における小児がん医療連携体制を検討・構築する「東京都小児がん診療連携協議会」の事務局として、協議会をはじめ、各専門部会、症例検討会等の開催に対応しています。
このたび、東京都小児がん診療連携協議会主催による、『公開講座「子どものがんを考える」~より良い長期フォローアップを目指して~』が、11月5日(日)にNSスカイカンファレンス(新宿NSビル30階)において開催されました。
小児総合医療センター本田院長の進行の下、医師、看護師、小児がん経験者ら8名の講師による4時間に及ぶ講演でしたが、皆さん最後まで席を立つことなく、また、質疑応答の場では、患者ご家族、関係者から多くのご質問をいただき、各講師からの説明に皆さん真剣に耳を傾けられ、無事、公開講座を終えるこができました。
当日は、3連休最終日ということで、どれだけの方がお集まりになられるのか不安もありましたが、150名定員のところ127名のご参加をいただき、心より感謝を申し上げます。
これからも、小児がん患者ご家族および関係者の方々へ、速やかに適切な医療情報を提供する場として、役立てるように努力してまいります。

講演の様子の写真

講演の様子

第11回リハビリテーション部門⑤

リハビリテーション部門は、患者さんの機能障害の改善や、日常生活における動作能力上さための訓練などを行い、患者さんがよりよい社会生活を送るためのお手伝いをしています。
都立病院におけるリハビリテーションの内容について、全5回連載いたします。最終回は、神経病院のリハビリテーションについてご紹介します。

神経難病専門病院としてのリハビリテーション

都立神経病院は、脳神経・筋疾患専門病院です。そのため、全国からパーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症などの難病を患う患者さんが来院されます。
リハビリテーション科では、「治療法が確立していなくても、患者さん自身は生活を続けていく」という観点から、現在の症状や生活機能の維持や改善を図っています。
理学療法では、基本的な動作や移動などの運動療法を行うことで機能改善を図ります。実際にベッド上生活だった人が車椅子生活になどの改善が見られる患者さんも少なくありません。また、呼吸障害のある患者さんへのリハビリテーションにも力を入れています。
作業療法では、日常生活のしにくさに対する相談や用具の練習などの他、うまく話せなくなった時のために意思疎通支援としてナースコールや視線透明文字盤、携帯会話補助装置や意思伝達装置などの導入を行っています。
言語聴覚療法では、失語症や高次脳機能障害の方への言語聴覚療法だけでなく、飲み込みや呂律に問題が見られる方に対する評価と訓練を行っています。多職種と協同して適切な食事の仕方の提案を行っています。
その他、健所などの研修に講師を派遣したり、地域のリハビリスタッフや看護師などを対象に神経難病地域リハビリテーション修会を年に2回(秋・春)主催しています。神経病院のホームページからご案内していますので是非ご覧ください04。

意思伝達装置の画像

意思伝達装置

研修の様子の画像

研修の様子

寒い冬のヒートショックに注意

都立墨東病院 副院長 井手 隆文

いよいよ、本格的に寒い季節が到来しました。
以前から、寒い冬は、脳卒中(とくに脳出血とくも膜下出血)が起こりやすいと言われています。これは、寒さに反応して血管が収縮して血圧が上昇するためです。さらに冬場は、入浴時に脱衣場が寒いと服を脱いだときに血圧が急に上がり、熱い湯船につかって体が暖まると血管が拡張して血圧が急に低下して、脳梗塞、心筋梗塞、不整脈、失神も起こりやすいので注意が必要です。このように温度が急激に変化して血圧が大きく変動し、体に異常をきたすことをヒートショックといいます。入浴中の死亡者数が夏場の数倍にはねあがるのもこのためだといわれています。ヒートショックになりやすいのは、高齢者や高血圧、糖尿病がある方ですが、飲酒後はアルコールの利尿作用で体が脱水状態になりますので、よりリスクが高まります。
そこで思いつく対策は、温度差を和らげることです。たとえば、脱衣場を温風ヒーターなどで暖めておく(衣類がヒーターにかぶさって火事にならないように注意してください)、風呂のフタをあけて湯気で浴室内も暖めておく、風呂をややぬるめにして、つかってから追い焚きをする、長湯にならないようにして湯船から出るときも急に立ち上がらない、などが考えられます。
ご高齢の家族と同居されている方は、こまめに気をつけてあげるとよいでしょう。

都立病院だより

2017年12月01日

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