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都立病院だより 第54号

平成30年3月発行

新型インフルエンザ患者移送・受入れ訓練を実施しました(駒込病院)

1月18日(木)に、駒込病院において新型インフルエンザ患者移送・受入れ訓練を実施しました。
本訓練は、都内で新型インフルエンザ患者が発生し、感染症指定医療機関である駒込病院へ搬送されることになったという想定の下、都・保健所・警視庁・民間救急事業者等の関係機関と連携して患者の移送・受入れ・診療・防護具の脱衣などを行いました。
今回の訓練を踏まえて課題を検証し、万が一に備え、万全の受入体制を整えていきます。

訓練の様子の写真

訓練の様子

改善提案2018~医療現場での取組~テーマ別改善運動発表会を開催しました。

都立病院、公益財団法人東京都保健医療公社の各病院・施設、福祉保健局の医療施設では、患者サービスの向上や経営の効率化等を目指して、職員自らが身近で具体的な業務改善に取り組む「テーマ別改善運動(QCサークル活動)」を毎年度実施しています。
今年度も18施設の代表サークルが参加し、テーマ別改善運動発表会を平成30年1月22日に行いました。受賞提案のうち、都立病院の優秀事例を紹介します。

しっかりマネジメント!免疫チェックポイント阻害薬

【駒込病院】最優秀賞

最先端医療であり、世界的に注目されている免疫チェックポイント阻害薬(以下ICIとする)は、オプジーボに代表され、がん免疫療法で使用されていますが、免疫関連の有害事象を発症する可能性があります。そのため、医療者、患者共に正しい知識を身につける必要があります。
駒込病院では、免疫チェックポイントチームと連携し、院内での知識の普及を目指し医療者・患者への説明ツールの作成・改良を行いました。その結果、双方からわかりやすく安心できるという好評の声が聞かれ、知識の向上ができました。
今後は地域と全都立・公社病院にこの取組を拡大し、患者サービスの向上と、医療の質の向上に取り組んでいく予定です。

免疫チェックポイント阻害薬についての画像

免疫チェックポイント阻害薬についての解説動画。患者さんがICIとその治療や有害事象、対処方法について知識が深められます。以下の駒込病院HPで視聴ができます。

代表サークルの活動内容をまとめた報告書は、病院経営本部ホームページに掲載しています。職員手作りの成果物や工夫が満載ですので、ぜひご覧ください。

チームでお届け栄養指導

【墨東病院】優秀賞

墨東病院では、胃切除後患者の食事療法継続を支援するため、多職種で術後早期の栄養食事指導の導入と、分食レシピ集の作成に取り組みました。患者さんは早期から食べ方に留意し、レシピ集を活用した食事療法の継続に意欲的でした。指導はクリニカルパスで標準化し、レシピ集は一般公開して、より多くの患者支援を目指していきます。

甘くないフレンチトーストの写真

レシピ一例。墨東病院HPで作り方も公開しています。

みんなにやさしいお薬窓口 ~タブレットの活用~

【多摩総合医療センター】敢闘賞

お薬お渡し窓口は、薬剤科の中で最も患者さんの目につく場所です。そこで多摩総合医療センターでは、窓口周辺を整理整頓することで、プライバシー保護の徹底を実現しました。また、窓口業務にタブレット端末を導入し、薬剤師全員が、一定の質を保った服薬説明を行えるツール作成に取り組みました。

再撮影率低減の取組~標準化を目指して~

【小児総合医療センター】敢闘賞

小児総合医療センターでは、小児一般エックス線撮影において、放射線被ばくの低減を目的とし、再撮影率の高い撮影法について、様々な改善に取り組みました。結果、再撮影率が減少し被ばく低減と患者さん待ち時間の軽減に繋がりました。

市民公開講座「知って得する風邪のおはなし」を開催しました。

小児総合医療センターでは2月3日(土)に、小さなお子さんがいるご両親・保育関係者などを主な対象として、講堂フォレストにおいて市民公開講座「知って得する風邪のおはなし」を開催しました。感染症科の相澤医員が講師となり、風邪の基礎知識と抗菌薬の適正使用について、クイズを交えながら講演を行いました。
1時間程度の内容でしたが、「薬剤耐性菌」という今、注目度の高いタイムリーな話題について当院の取り組みを交え、わかりやすく説明しました。皆さん最後まで講演に集中して耳を傾けており、質疑応答では積極的な意見交換が行われるなど、参加者の関心の高さがうかがえました。講演終了後には、「耐性菌について分かりやすく話してもらい非常に勉強になった」「子どもがよく熱を出すので直接質問することができて良かった」などの好意的な声が数多く寄せられ、非常に有意義な場となりました。
今年も、小児総合医療センターでは、様々なテーマを基に市民公開講座を開催する予定です。イベント情報は、小児総合医療センターホームページのイベント案内等でご確認することができます。ご参加お待ちしております。

第12回心理部門

各都立病院には心理業務を担当するスタッフがおり、神経科・児童精神科・緩和ケア科・患者支援センター・子ども家族支援センターなどに所属し、通院中あるいは入院中の患者さんやご家族の心理的サポートを行っており、小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い年齢の方々にお会いします。
お子さんの場合は、発達の支援を目的として発達評価を行ったり、心理検査を使ってこころの課題を見つけたり、その解決に向けて面接の中で一緒に考えたり、グループセラピーを行ったりします。また、小さく生まれてNICU(新生児集中治療室)などに入院しているお子さんのご家族にもお会いしています。
大人の方の場合も心理検査や心理面接を実施し、ご自身の課題に気づき上手に付き合っていけるようなお手伝いをしています。神経科・精神科の患者さんの他にも、がんなどの身体疾患を持つ方、妊娠中の方、認知症のある方など患者さんご本人と、その患者さんを支えるご家族などのサポートも行います。
心理検査や心理面接は担当医師からの依頼を受けて実施します。それ以外にもチーム医療のメンバーとしてソーシャルワーカー・看護師・リハビリスタッフ・薬剤師などと協力して活動しています。また、必要な時は、学校や地域の支援機関と連携をすることもあります。
ご病気や障害を抱える方々の生きづらさが少しでも和らぐように、患者さんやご家族と相談しながら心理的なサポートを行うことを心がけています。詳細については、各病院のホームページをご覧ください。

各都立病院の心理部門の写真

左:療育(個別課題の机) 中:箱庭療法  右:大塚病院の患者支援センターの受付

花粉症のはなし

小児総合医療センター(アレルギー科) 部長 赤澤 晃

すでに花粉症でつらい思いをしている方がいると思います。国民の3人に1人は花粉症があります。この季節、スギ花粉にはじまりヒノキ、ハンノキ、そして梅雨があけると雑草花粉の季節になります。ハンノキはシラカバと同じ仲間で、都内では多摩地域にも多く生息しており、ちょっとやっかいな花粉症をおこします。この花粉症が強くなると花粉のタンパク質と関連する果物であるモモ、リンゴ、サクランボ、西洋ナシ、ヘーゼルナッツを食べると口の中の痒みや違和感、時に消化器症状を起こすことがあります。これを花粉フルーツ症候群と言いますが、近年、大人だけでなく子どもでも増加しています。
花粉症の治療は、マスクや眼鏡など花粉と接触しないことから始め、帰宅後は服を着替える、目や鼻を洗うことが有効です。鼻洗の道具もいろいろあるので自分に合うものをためしてみてください。薬は抗ヒスタミン薬が中心となっており、市販薬も多くでています。根本的な治療としては、アレルゲン免疫療法があり、その中にはスギ花粉症に対するスギ花粉の舌下免疫療法もあり、受けることができます。治療がうまくいけばスギ花粉症から解放されます。アレルゲン免疫療法は、多少時間がかかりますが、これから益々発展していく治療法と考えられていて、欧米では多種類の花粉症の治療ができるようになってきました。日本でも期待したいところです。

都立病院だより

2018年03月01日

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